まず、令和6年1月1日に能登半島にて発生した地震と津波の被災者の皆様、および支援に向かう飛行機での接触事故に見舞われた皆様、ならびにご家族の皆様に心からお見舞い申し上げます。また、一日も早く日常生活を取り戻せるようお祈り申し上げます。

 

さて、2024年辰年が始まりました。下記に辰年に関する2つのニュース記事を載せます。

 

「辰年はどんな年になるのでしょうか?2024年は甲辰(きのえたつ)です。
陰陽五行説によると「甲」は草木の成長を表す意味があり、植物が成長するようにどんどん勢いを増して増えていくという意味があります。
そのため2024年辰年は、昨年まで努力してきたことが実を結んで成就する年になるでしょう。また、辰年にさらなる努力をすることで、成功にスピード感を持って近づける年となります。
2023年卯年は準備の年でしたが、2024年はその準備した結果が実を結ぶ年となります。
1964年も2024年と同じく甲辰で、以下のような出来事がありました。

東京オリンピック開催
東京モノレール開業
東海道新幹線開業
日本武道館開館
太平洋横断ケーブル開通

人が国境を越えて行き来し、新しい技術が広く使われるようになった出来事が多いですね。
2024年も同じように、新しい技術(AIを活用した家電・ロボットなど)の普及や、世界中の人がパリオリンピック(7~8月開催)で交流できるような年になるのではないでしょうか。」(https://nenga.templatebank.com/column/045/

 

「新たなスタートであり、予想外の変化が起こる2024年
 そして2024年は「鬼宿(きしゅく)の年」。鬼は“人ならぬもの”を表していることもあり、想定外の力が働き、現実離れした思考が大きく世の中を動かす年になります。干支は「甲辰(きのえたつ)」。「甲」は<木の陽の気>で、植物が殻を破って芽を出した様子を表す文字とされています。
 さらに「甲」は、<甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸>という十干の巡りの最初の気。2023年は「癸卯(みずのとう)」で10年の運気サイクルの終わりにあたる年でしたが、明けて2024年は一転、新たなスタートの年になります。
 「辰」の文字の由来は「震」。これは生き物がダイナミックに成長して変貌を遂げる様を、天を駆ける辰(龍)になぞらえたと言われています。つまり辰年は、物事が目に見えて大きく動き、変わっていく年。今までの流れに囚われない、良くも悪くも予想外の変化が起こる一年になることが予想されます。
 そんな2024年を幸運な年にするために心がけたいのは、「過去を振り返らない」こと。新しいサイクルが始まる最初の年は、種まきをするのに最適な時期です。過ぎたことをクヨクヨするのではなく、未来に目を向け、ちょっとした目標を立てて、その実現のために何かを始める。それが2024年のラッキーアクションになります。のんびりと習い事をしたり、資格をとるための勉強を始めるのにもいい年です。
 年の干支は60年で一周します。60年前に「甲辰」だった年には、日本初の東京オリンピックがありました。それよりさらに60年前には日露戦争がありました。それぞれ日本がドラスティックに変わる出来事があった年と、2024年は同じ状況にあるわけです。
 とはいえ、富国強兵の時代でも高度成長期でもない今、当時と同じやり方をしても国の発展は望めません。あの時代に見た夢は、もう終わっているのです。2024年は政治も企業も、年長者が古い観念や慣習を捨て、若い世代の柔軟な発想を取り入れていくことが開運につながります。」(https://news.yahoo.co.jp/articles/ca92e4d0d5ecf49c325afb29a16d3c84d1e70fc9?page=2)

 

という年になっていくようです。つまり、過去の準備や変化の兆しを大切にしながらも、新たなスタートの年になっていくようです。スタートというと、いい意味でのみとらえがちですが、悪い意味も当然含まれます。何事も完璧や確実はありません。それは、時代や社会が諸行無常を前提としているためであり、その時に「これは完璧」と思ったことでも、諸行無常がこの完璧を打ち壊していくのです。ここは、いい意味での新たなスタートの年にしていきたいですね。
 「ということは、このいい意味での新たなスタートの年に大切なことは、常に変化に対応できる余白とその余白をマネジメントするという知恵や知識を得ることであり、レジリエンスな心持ちをも学んでいこうとすることなのではないのだろうか」(心の声)。
 そのような年の始まりに、2023年末には当協会の研究センターとして活動していたAI教育ラボを株式会社化して、AI教育に関する活動を始める準備をしました。この当協会で言うAI教育は、学校教育のみならず、DXやAIも含んだ生涯教育をも視野に入れた活動になっていきます。なぜなら、AI教育とはAIの能力を学習に活かす教育と捉えており、そして教育の目的として、幸福人生を導くための手段であり幸福人生のお手伝いこそが教育の目的と捉えているからです。人が「幸せな人生だったなー」と思えるのは死ぬ瞬間のはず、と思っています。ということは、死ぬまで学習、が本来の人の人生の姿なのでしょうね。ただ、今のところの死ぬまで学習は、今の教育の中ではあまり実現されていないようです。そこでスタートさせていくのが、株式会社AI教育ラボを中心としたあたらしい教育であり、またその実践の場として用意しようと動いている「こころざしライフデザイン学園構想(仮)」になります。この学校は、2026年4月に栃木で1校目を開校する予定で歩みを進めています。それこそ、日本発の教育の形を世界に広げるべく、スタートしていく年にしていこうと思っています。
 まさに2024年の社会デザイン協会の活動は、今までの活動として進めてきた伴走による支援を中心とした地域活性化支援やそれを推進する地域人材の募集から育成までの活動をさらに進展させつつ、その間に並行して準備してきた「あたらしい教育」を日本発で展開するべくスタートの年にしていきたいと思います。

 

 2024年は新たな社会デザイン協会の活動をスタートするべく、さらなる準備を進めていくための年にしていきます。今後とも、皆様からのより一層のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

社会デザイン協会 代表理事 鈴木秀顕